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うちに/ないうちに
●日本語能力試験 旧2級
■ 構造図
 Nの
Aい
ANな
V(辞書形(じしょけい))
Vている
Vない
うちにS
■ 基本 例文
【解 説】
A.「〜うちに」の形(かたち)で、その状態(じょうたい)が続(つづ)いている間(あいだ)に、その状態(じょうたい)ではなくなる前(まえ)に、という意味(いみ)を表(あらわ)す。
【例文 1】日本(にほん)にいるうちに、いろいろな所(ところ)に旅行(りょこう)に行(い)きたいと思(おも)っている。
【例文 2】子(こ)どもが寝(ね)ているうちに、掃除(そうじ)をしてしまおう。
【例文 3】明(あか)るいうちに、帰(かえ)ったほうがいいですよ。
【例文 4】元気(げんき)なうちに、自転車(じてんしゃ)で北海道(ほっかいどう)を一周(いっしゅう)したい。
【例文 5】朝(あさ)のうちに干(ほ)さないと洗濯物(せんたくもの)が乾(かわ)かないよ。

【解 説】
B.「Vないうちに」の形(かたち)で、Vの動作(どうさ)が行(おこな)われる前(まえ)に、「Vない」の状態(じょうたい)である間(あいだ)に、という意味(いみ)を表(あらわ)す。
【例文 6】雨(あめ)が降(ふ)らないうちに、急(いそ)いで駅(えき)まで行(い)こう。
【例文 7】風邪(かぜ)をひかないうちに、はやく服(ふく)を着(き)なさい。
【例文 8】冷(さ)めないうちに、召(め)し上(あ)がってください。

【解 説】
C. 動詞(どうし)に接続(せつぞく)して、その動作(どうさ)や状態(じょうたい)が続(つづ)いている間(あいだ)に、いつの間(ま)にかSになることを表(あらわ)す。
【例文 9】電車(でんしゃ)に乗(の)っているうちに眠(ねむ)くなって寝(ね)てしまった。
【例文10】散歩(さんぽ)するうちに、ホテルの方向(ほうこう)がわからなくなった。
【例文11】日本(にほん)の経済(けいざい)について研究(けんきゅう)しているうちに、日本語(にほんご)にも興味(きょうみ)が出(で)てきた。
【例文12】しばらく会(あ)わないうちに、めいがとても大人(おとな)っぽくなっていたので驚(おどろ)いた。
■ 発展 例文
【解 説】
D.「Vないうちに」の形(かたち)で、普通(ふつう)はVの後(あと)にSになるのに、Vになる前(まえ)にSになったという意味(いみ)を表(あらわ)す。
【例文13】この子(こ)は教(おし)えないうちに、ひらがなが書(か)けるようになった。
【例文14】この商品(しょうひん)は宣伝(せんでん)もしないうちに、予約(よやく)が100件(けん)も入(はい)った。
【例文15】先生(せんせい)の説明(せつめい)が終(お)わらないうちに質問(しつもん)するのはよくない。
■ 先生へ
● 似(に)ている表現(ひょうげん)に、「あいだに」「まえに」がある。「XあいだにY」は、始(はじ)まりと終(お)わりがはっきりしているXの期間(きかん)の中(なか)で、Yをすることを表(あらわ)す。「XまえにY」は、XとYが起(お)こった時間的(じかんてき)な前後関係(ぜんごかんけい)を述(の)べる時(とき)に使(つか)う。これに対(たい)して、A、Bの使(つか)い方(かた)の「XうちにY」は、Xは動作(どうさ)ではなく状態(じょうたい)を表(あらわ)していて、始(はじ)まりの部分(ぶぶん)ははっきりしないが、「Xという状態(じょうたい)が終(お)わるまでにYをしてしまわないと、Yをする機会(きかい)がなくなってしまうかもしれない」「Xという状態(じょうたい)が終(お)わってしまった後(あと)では困(こま)る」「Xという状態(じょうたい)が終(お)わってからでは遅(おそ)い」という意味(いみ)を持(も)つ。
例 1 学生(がくせい)の間(あいだ)に、したいことを決(き)めておきなさい。
学生(がくせい)のうちに、したいことをしておきなさい。
(仕事(しごと)を始(はじ)めてからではしたいことをする機会(きかい)がなくなってしまう)
2 授業(じゅぎょう)が始(はじ)まる前(まえ)に、宿題(しゅくだい)を出(だ)さなければならない。
先生(せんせい)が来(こ)ないうちに、友達(ともだち)の宿題(しゅくだい)を見(み)せてもらった。
(先生(せんせい)に見(み)つかると怒(おこ)られる)
また、「うちに」は「Vないうちに」と否定形(ひていけい)に接続(せつぞく)することができるが、「あいだに」「まえに」は否定形(ひていけい)に接続(せつぞく)できない。
● 主(おも)に感情(かんじょう)を表(あらわ)す名詞(めいし)(N)に接続(せつぞく)して、Nという雰囲気(ふんいき)の中(なか)で、という意味(いみ)を表(あらわ)す用法(ようほう)もある。慣用的(かんようてき)な表現(ひょうげん)が多(おお)い。
例 1 ○○さんの葬式(そうしき)は、人々(ひとびと)の悲(かな)しみのうちに静(しず)かに行(おこな)われた。
2 ワールドカップは期待(きたい)と興奮(こうふん)のうちに決勝戦(けっしょうせん)を迎(むか)えた。
3 観客(かんきゃく)の感動(かんどう)のうちに、そのミュージカルは幕(まく)を下(お)ろした。
●「見(み)る見(み)るうちに」は、慣用句的(かんようくてき)な表現(ひょうげん)で急速(きゅうそく)な変化(へんか)を表(あらわ)す。
例 雨(あめ)が降(ふ)ったかと思(おも)うと、見(み)る見(み)るうちに川(かわ)の水(みず)が増(ふ)えていった。
■ 関連文法項目
まえに
とき
から/まで
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