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■ 構造図 |
(1)
V:辞書形
(2)
V:辞書形
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■ 基本 例文 |
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(1) 【解 説】 A.「Nとともに」の形で、「Nといっしょに」「Nと共同で」「Nと協力して」の意味を表す。 【例文 1】正月は、家族とともに田舎で過ごす予定にしております。 【例文 2】(銀行からの資料に) 申込書とともに身分証明書のコピーもご提出ください。 【例文 3】このテレビ番組は、海とともに生きる人々のドキュメンタリーです。 【例文 4】○○大学は△△社とともに新しい薬の研究を始めることにした。
【解 説】 B.「XとともにY」の形で、XとYが同時に起こる、Xが起こってからすぐにYが起こることを表す。Xには動作の意味を表す名詞か動詞を用いる。 【例文 5】ピストルの合図とともに選手がスタートした。 【例文 6】開始のベルとともに、会場は静かになった。 【例文 7】1964年、田中一郎は大学を卒業するとともにブラジルへ渡った。 【例文 8】公害対策のため、公共交通機関の利用を呼びかけるとともに、低公害車の普及を進めている。
【解 説】 C.「XとともにY」の形で、Xが変化すれば一緒にYも変化することを表す。Xには変化の意味を含む名詞か動詞を用い、Yには変化を表す表現を用いる。 【例文 9】時代とともに人々の価値観も変わってきた。 【例文10】インターネットの利用の増加とともに、インターネット上の犯罪に対する人々の不安も高まっている。 【例文11】一般的に、年をとるとともに記憶力は低下する。 【例文12】医学が進歩するとともに、子どもの死亡率は減少した。
(2) 【解 説】 D. 構造図(2)で、「XとともにY」の形で、XとYの二つの事柄や状態が同時に存在することを表す。 【例文13】彼女は母親であるとともに、有名な女優でもある。 【例文14】(インタビューに答えて) オリンピックの代表選手に選ばれて、うれしいとともに驚いたのが正直なところです。 【例文15】200年間手入れされていないこの寺院の保存は、困難であるとともに相当の費用がかかるとみられている。 【例文16】海外への留学は多くの知識を得ることができるとともに、異文化での様々な経験をすることもできる。 |
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■ 先生へ |
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● 書き言葉的な表現である。 ● Bの使い方で、「と同時に」「Vたとたん」も二つの事柄が同時に起こることを表すが、次のような違いがある。「Xと同時にY」は、XとYの二つのできごとや動作が同じ時に起こったことを時間的に表すのに使われる。「XとたんY」は、XとYがつながりを持たない場合にも使われ、予期しないことが起こったという意味が含まれる。「XとともにY」は、XとYのできごとや動作に関連性が弱い場合や、予期しなかったことが起こった場合には使われにくい。
例 タクシーを 降りたとたん 雨が 降り 出した。(○) タクシーを 降りると 同時に 雨が 降り 出した。(○) タクシーを 降りるとともに 雨が 降り 出した。(×) ● Dの使い方は「と同時に」で置き換えて、ほぼ同じように使うことができる。 |
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■ 関連文法項目 |
と同時に
につれて/につれ
と(相手)
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