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授業案<B1> 個人的なお願いのメールを書く

「JFS 授業(じゅぎょう)(あん)」は、課題(かだい)遂行(すいこう)(がた)授業(じゅぎょう)具体例(ぐたいれい)です。課題(かだい)遂行(すいこう)(がた)授業(じゅぎょう)とは、実際(じっさい)日本語(にほんご)使(つか)って(なに)かができるようになることを目標(もくひょう)とした授業(じゅぎょう)です。目標(もくひょう)は、Can-doで設定(せってい)します。目標(もくひょう)Can-doの設定(せってい)のヒントはこちら

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目標(もくひょう) レベル B1 活動(かつどう)種類(しゅるい) やりとり(()く)
Can-do 活動(かつどう) 身近(みぢか)個人的(こじんてき)関心(かんしん)のある話題(わだい)について、事情(じじょう)をある程度(ていど)(くわ)しく(つた)え、個人的(こじんてき)なお(ねが)いのメールを()くことができる。(MY Can-do)
能力(のうりょく) (みじか)めの、単純(たんじゅん)で、バラバラな成分(せいぶん)をいろいろ(むす)()わせて、直線的(ちょくせんてき)(なら)べて、(つな)がりをつけることができる。(()(よう)能力(のうりょく)一貫性(いっかんせい)結束(けっそく)(せい)、B1、CEFR Can-do 472
比較的(ひかくてき)予測(よそく)可能(かのう)状況(じょうきょう)で、頻繁(ひんぱん)使(つか)われる「()(かえ)し」やパターンのレパートリーを、割合(わりあい)正確(せいかく)使(つか)うことができる。(言語(げんご)構造(こうぞう)能力(のうりょく)文法的(ぶんぽうてき)正確(せいかく)さ、B1.1、CEFR Can-do 410
目標(もくひょう)言語(げんご)文化(ぶんか)当人(とうにん)自身(じしん)文化(ぶんか)との(あいだ)の、慣習(かんしゅう)言葉遣(ことばづか)い、態度(たいど)価値観(かちかん)信条(しんじょう)について、(もっと)重要(じゅうよう)(ちが)いに(たい)する認識(にんしき)があり、それを配慮(はいりょ)することができる。(社会(しゃかい)言語(げんご)能力(のうりょく)社会(しゃかい)言語的(げんごてき)適切(てきせつ)さ、B1、CEFR Can-do 441
Can-do達成(たっせい)必要(ひつよう)知識(ちしき)能力(のうりょく) 語彙(ごい)表現(ひょうげん)
  • 前置(まえお)きの表現(ひょうげん)突然(とつぜん)なんですが、突然(とつぜん)ですみません)
  • ()め、(むす)びの表現(ひょうげん)無理(むり)()って/(きゅう)なお(ねが)いをして(もう)(わけ)ないんですが、お手数(てすう)をおかけして/ご迷惑(めいわく)をおかけしてすみません)
  • 謙譲(けんじょう)表現(ひょうげん)(お(ご)~します、いたします、など)
文型(ぶんけい) 〜てもらえませんか、〜てもらえないでしょうか、〜ていただけませんか、~ていただけないでしょうか
想定(そうてい)する授業(じゅぎょう)時間(じかん) 4~6時間(じかん)()時間(じかん)(ふく)む)
使用(しよう)できる教材(きょうざい)
  • 由井(ゆい)紀久子(きくこ)ほか(2012)『中級(ちゅうきゅう)からの日本語(にほんご)プロフィシェンシーライティング』凡人(ぼんじん)(しゃ)
  • 齋藤(さいとう)伸子(のぶこ)坂巻(さかまき)延子(のぶこ)(2003)「特集(とくしゅう)日本語(にほんご)()くメール」『日本語(にほんご)ジャーナル』18(かん)12(ごう)通巻(つうかん)216(ごう)、pp.13-26
  • 小川(おがわ)誉子美(よしみ)前田(まえだ)直子(なおこ)(2003)『日本語(にほんご)文法(ぶんぽう)演習(えんしゅう)敬語(けいご)中心(ちゅうしん)とした対人(たいじん)関係(かんけい)表現(ひょうげん)待遇表現(たいぐうひょうげん)-』スリーエーネットワーク

授業(じゅぎょう)(なが)

活動(かつどう)内容(ないよう) 参考(さんこう) 使用(しよう)できる教材(きょうざい)・リソース
目標(もくひょう)確認(かくにん) 目標(もくひょう)Can-doを確認(かくにん)する。
経験(けいけん)()(かえ) (いま)までの経験(けいけん)()(かえ)り、以下(いか)のことについて、(はな)()う。

  • ・メール(母語(ぼご)日本語(にほんご))で(だれ)かに依頼(いらい)したことがあるか。どんな依頼(いらい)をしたことがあるか。
  • (だれ)かに依頼(いらい)する(とき)、どんなことに()をつけているか。
  • 目上(めうえ)(ひと)依頼(いらい)する(とき)と、友達(ともだち)依頼(いらい)する(とき)と、どんな(ちが)いがあると(おも)うか。


学習者(がくしゅうしゃ)母語(ぼご)共通語(きょうつうご)(おこな)ってもよい。

できることや()をつけることの(ちが)いを確認(かくにん)するため、母語(ぼご)でメールする場合(ばあい)日本語(にほんご)でメールする場合(ばあい)両方(りょうほう)について()いてみるとよい。
中級(ちゅうきゅう)からの日本語(にほんご)プロフィシェンシーライティング』「10 依頼(いらい)する」pp.89-95
具体的(ぐたいてき)場面(ばめん)提示(ていじ)して、まず依頼(いらい)のメールを()いてみる。
ここでは、(いま)日本語(にほんご)(りょく)でまずタスクに挑戦(ちょうせん)してみる。このような授業(じゅぎょう)(すす)(かた)については(した)の「先生(せんせい)へ」を参照(さんしょう)
(れい)作文(さくぶん)コンテストに参加(さんか)するため、日本語(にほんご)先生(せんせい)自分(じぶん)()いた作文(さくぶん)日本語(にほんご)チェックをお(ねが)いする。
  • ・メールで依頼(いらい)
  • (もう)()みの()()りは2週間(しゅうかん)()
  • 日本語(にほんご)先生(せんせい)には(しゅう)に一(かい)()
  • ・この先生(せんせい)に1(ねん)(かん)日本語(にほんご)(おし)えてもらっている

()いた(あと)最初(さいしょ)共有(きょうゆう)した「()をつけていること」をメールのどの部分(ぶぶん)反映(はんえい)したか、どんなところが(むずか)しかったかについてペアやグループで(はな)()う。
(ねが)いのメールを()んで、構成(こうせい)表現(ひょうげん)分析(ぶんせき)する



↓ 


言語(げんご)知識(ちしき)確認(かくにん)
①お(ねが)いのメールのサンプルを()んで、自分(じぶん)のメールとの(ちが)いに()づく。教師(きょうし)(ほう)からメールの構成(こうせい)について紹介(しょうかい)する。学習者(がくしゅうしゃ)はそれがサンプルメールと自作(じさく)メールのどこに()たるか確認(かくにん)する。



(ねが)いのメールには以下(いか)要素(ようそ)(はい)る。
  • 簡単(かんたん)挨拶(あいさつ)
  • 名前(なまえ)()
  • ・お(ねが)いの前置(まえお)
  • 事情(じじょう)説明(せつめい)
  • ・お(ねが)いする
  • 追加(ついか)説明(せつめい)
  • ()め、(むす)びの表現(ひょうげん)



依頼(いらい)メールの(れい)は、下記(かき)教材(きょうざい)参考(さんこう)になる。また、構成(こうせい)()()けながら独自(どくじ)作成(さくせい)してもよい。
  • ・『中級(ちゅうきゅう)からの日本語(にほんご)プロフィシェンシーライティング』
  • ・『日本語(にほんご)ジャーナル』pp.18-19
依頼(いらい)使(つか)文型(ぶんけい)(まな)
文法(ぶんぽう)表現(ひょうげん)(れい)
  • ・〜てくれる/〜てもらえる
  • ・~てもらえませんか/~てもらえないでしょうか
  • ・~ていただけませんか/~ていただけないでしょうか
    など


文法(ぶんぽう)文型(ぶんけい)学習(がくしゅう)には、以下(いか)教材(きょうざい)参考(さんこう)になる。『日本語(にほんご)文法(ぶんぽう)演習(えんしゅう)敬語(けいご)中心(ちゅうしん)とした対人(たいじん)関係(かんけい)表現(ひょうげん)待遇表現(たいぐうひょうげん)-』
謙譲(けんじょう)表現(ひょうげん)(まな)
  • ・お(ご)~します
  • ・いたします
    など

教科書(きょうかしょ)(つく)ろう」文法(ぶんぽう)解説(かいせつ)「おVします/おVいたします/ごNします/ごNいたします」
(ねが)いのメールを修正(しゅうせい)する (なら)ったことを()かし、自分(じぶん)()いたメールをもう一(かい)()んで、わかりやすい構成(こうせい)で、より適切(てきせつ)依頼(いらい)表現(ひょうげん)修正(しゅうせい)する。
パフォーマンスタスク(お(ねが)いのメールを()く) ①パフォーマンスタスクをする(とき)意識(いしき)できるよう、この段階(だんかい)目標(もくひょう)Can-do(再度(さいど))と評価(ひょうか)シートの内容(ないよう)確認(かくにん)する。
教師(きょうし)複数(ふくすう)場面(ばめん)状況(じょうきょう)提示(ていじ)し、学習者(がくしゅうしゃ)は1つ(えら)んでメモを作成(さくせい)する。
場面(ばめん)状況(じょうきょう)(れい)として、以下(いか)()げられる。
  • 奨学金(しょうがくきん)志願(しがん)(しょ)日本語(にほんご)チェック
  • 留学(りゅうがく)のための推薦書(すいせんしょ)作成(さくせい)
  • 大学(だいがく)入試(にゅうし)志望(しぼう)動機(どうき)(しょ)日本語(にほんご)チェック
  • 日本語(にほんご)スピーチ大会(たいかい)参加(さんか)するため、発音(はつおん)指導(しどう)
    など

③メモを参考(さんこう)に、各自(かくじ)でお(ねが)いのメールを作成(さくせい)する。
学習者(がくしゅうしゃ)同士(どうし)でほかの(ひと)()いたメールを()て、わかりやすい構成(こうせい)になっているかどうか、依頼(いらい)表現(ひょうげん)適切(てきせつ)使(つか)われているかどうかを確認(かくにん)する。また、(ぶん)意味(いみ)(かん)してわからないことがあればお(たが)いに()いて確認(かくにん)する。

確認(かくにん)学習者(がくしゅうしゃ)母語(ぼご)共通語(きょうつうご)(おこな)ってもよい。また、必要(ひつよう)であれば教師(きょうし)による訂正(ていせい)フィードバックを(おこな)う。
⑤フィードバックを(もと)修正(しゅうせい)し、メールの(かたち)(ととの)え、清書(せいしょ)する。
自己(じこ)評価(ひょうか) パフォーマンスタスクの最初(さいしょ)()いたものと、フィードバックを()けて清書(せいしょ)したものを見比(みくら)べて、目標(もくひょう)Can-doが達成(たっせい)できたかどうか、自己(じこ)評価(ひょうか)する。 評価(ひょうか)シートの(れい)下記(かき)
まとめ ()づいたことについて(はな)()う。
  • ・やってみて(むずか)しかったこと
  • 授業(じゅぎょう)でわかった(てん)
  • ()をつけた(てん)
    など

学習者(がくしゅうしゃ)母語(ぼご)共通語(きょうつうご)(おこな)ってもよい。

先生(せんせい)

  • この授業(じゅぎょう)は、「タスクの提示(ていじ)実行(じっこう)→モデルの提示(ていじ)()づき(言語(げんご)知識(ちしき)確認(かくにん))→タスクの再試行(さいしこう)」という(なが)れで(すす)めるところに特徴(とくちょう)があります。学習者(がくしゅうしゃ)にある程度(ていど)言語(げんご)知識(ちしき)蓄積(ちくせき)があり、タスクが明確(めいかく)場合(ばあい)は、タスク達成(たっせい)必要(ひつよう)言語(げんご)知識(ちしき)(あと)から(あた)える、タスク先行(せんこう)(がた)授業(じゅぎょう)展開(てんかい)することも可能(かのう)です。(参考(さんこう):『国際(こくさい)交流(こうりゅう)基金(ききん)日本語(にほんご)教授法(きょうじゅほう)シリーズ(だい)10(かん)(ちゅう)上級(じょうきゅう)(おし)える」』p.110)
  • この授業(じゅぎょう)目標(もくひょう)Can-do(活動(かつどう))は、以下(いか)のCan-doを参考(さんこう)にして作成(さくせい)しました。

  • ()(ちから)()びを記録(きろく)する目的(もくてき)で「ポートフォリオ」を利用(りよう)していたら、最初(さいしょ)授業(じゅぎょう)()いたもの、構成(こうせい)依頼(いらい)表現(ひょうげん)(まな)んだ(あと)修正(しゅうせい)したもの、パフォーマンスタスクで()いたもの、学習者(がくしゅうしゃ)同士(どうし)でフィードバックした(あと)清書(せいしょ)したものを()れるとよい。

  • メールの形式(けいしき)について授業(じゅぎょう)(ちゅう)提示(ていじ)するなら、教師(きょうし)(つぎ)(てん)についておさえておいたほうがいいでしょう。サンプルメールの分析(ぶんせき)をするときに役立(やくだ)ちます。(くわ)しくは『日本語(にほんご)ジャーナル』18(かん)12(ごう)通巻(つうかん)216(ごう)の「特集(とくしゅう)日本語(にほんご)()くメール」p.14を参考(さんこう)にしてください。
    • 件名(けんめい)はメールの内容(ないよう)想像(そうぞう)できるように()
    • 最初(さいしょ)にメールの()()(にん)名前(なまえ)()く(「先生(せんせい)」「さん」など敬称(けいしょう)(わす)れずに)
    • ③1(ぎょう)は30文字(もじ)前後(ぜんご)、1段落(だんらく)は5(ぎょう)ぐらい
    • 段落(だんらく)(あいだ)は1(ぎょう)あける
    • 最後(さいご)自分(じぶん)名前(なまえ)()

評価(ひょうか)シートの(れい)

1
もう(すこ)し!
2
できた!
3
すばらしい!
全体(ぜんたい) 身近(みぢか)個人的(こじんてき)関心(かんしん)のある話題(わだい)について、事情(じじょう)説明(せつめい)不十分(ふじゅうぶん)(てん)があるが、個人的(こじんてき)なお(ねが)いのメールを()くことができた。 身近(みぢか)個人的(こじんてき)関心(かんしん)のある話題(わだい)について、事情(じじょう)をある程度(ていど)(くわ)しく(つた)え、個人的(こじんてき)なお(ねが)いのメールを()くことができた。 身近(みぢか)個人的(こじんてき)関心(かんしん)のある話題(わだい)について、事情(じじょう)十分(じゅうぶん)(くわ)しく(つた)え、個人的(こじんてき)なお(ねが)いのメールを()くことができた。
内容(ないよう)構成(こうせい) □メールに必要(ひつよう)要素(ようそ)順番(じゅんばん)(ちが)っていたり()けていたりして、メールを()()(ひと)負担(ふたん)をかけた。 □メールに必要(ひつよう)要素(ようそ)順番(じゅんばん)十分(じゅうぶん)()かれていて、()()った(ひと)理解(りかい)しやすいメールを()くことができた。
文型(ぶんけい)表現(ひょうげん) (なら)った文型(ぶんけい)表現(ひょうげん)をいくつか(ただ)しく使(つか)うことができた。 (なら)った文型(ぶんけい)表現(ひょうげん)をだいたい(ただ)しく使(つか)うことができた。 (なら)った文型(ぶんけい)表現(ひょうげん)をほとんど(ただ)しく使(つか)うことができた。
社会(しゃかい)言語的(げんごてき)
適切(てきせつ)
目上(めうえ)(ひと)依頼(いらい)する(とき)言葉遣(ことばづか)い、マナーなど、一部(いちぶ)不適切(ふてきせつ)(てん)があった。 目上(めうえ)(ひと)依頼(いらい)する(とき)言葉遣(ことばづか)い、マナーなど、(十分(じゅうぶん)に)配慮(はいりょ)することができた。
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